心斎橋火影の音響、音無のブログです。

Ryo Otonashi

自身のバンド"NEMU"、PA/RECのブログ。PA/REC料金は記事のカテゴリー[PA/REC料金について]に記載しています。

ケーブル製作依頼01

この度Cryptsynapse(http://twitter.com/SeeRyuu)様からケーブル製作依頼を頂いたので作りました。

 

Cryptsynapseはダークなエレクトロサウンドをバックに演奏するタブラ奏者です。火影でもよくライブしていますので、フライヤーを見かけたらチェックしてみて下さい。

 

プラグはRCA-フォンで、今回はサンプラーからミキサーに接続するケーブルという事で動きが無いのでBELDENの88760を使用しました。プラグは両方アンフェノールです。

88760は2芯とシールド線からなるケーブルなんですがXLRケーブルの製作しかした事がなかったので、今回はアンバランスケーブルという事で接続方法に悩み、何パターンか試して見ました。

 

  1. 赤→ホット、黒とシールドを纏めて→コールド
  2. 赤と黒→ホット、シールド→コールド
  3. 赤→コールド、シールド→コールド、黒は使わない

先ず1番はよく用いられる方法で、楽器屋で売られてるBELDEN8412などもこの方法で接続されていました。ですがこの方法だと中低域にピークがあり、一聴した所太い音に感じるんですが、ライブなどで音響の方が扱いにくいかも?という印象を受けました。

次に2番、これもピークがあるしハイが痛くなる印象

そして3番、この接続で繋いだ時に一気にピークが無くなり、それによって解像度も良くなった気がします。前に8412もこの方法で接続した時に凄く気持ちの良い音のケーブルになり、僕的にはやっぱりこれなんだなと言う結果に終わりました。

もちろん、決まりはないので1番や2番の方法で接続した音がイメージ通りであれば問題無いんですけど、職業柄扱いにくいんではないかと思ってしまいますね…。

そして出来上がった物がこちら

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ブーツを片方だけ赤にしてわかりやすくしてます。それにしてもいかにも良い音しますって感じの真紅のケーブルはいつ見てもカッコいいです!アンフェノールのプラグもバッチリハマってます。

納品後の使用した感想が楽しみですね。

ありがとうございました!